こんばんは。三度の飯よりスライドが好き、パパリーマンこと林田直樹です。
さっそくですが、
パワーポイントのスライドがどうもしっくりこないんだよな〜・・・
こんばんは。三度の飯よりスライドが好き、パパリーマンこと林田直樹です。
さっそくですが、
パワーポイントのスライドがどうもしっくりこないんだよな〜・・・
とか
どうしたらわかりやすい資料が作れるんだろう?
といつも悩んでいるそこのあなた。
よりよい資料を世の中に増やすため、今日はSoftBankさんの決算資料を斬りながら、私がスライド作りのコツを伝授します。
今回のポイントは3つです。
SoftBankさんのような日本の超一流企業のスライドでも、実はまだまだわかりやすくカッコよくすることができるんですよ。
実は私のプレゼン資料作成ノウハウの原点は、前田 鎌利 先生であると言っても過言ではありません。
そして前田先生はSoftBank出身なので、個人的にとても思い入れがあります。
皆さんもぜひこちらの本をチェックして見てください!
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ではではおたのしみあれー!
まずはレイアウト。
細かいなーと思われるかもしれませんがとても大切です。レイアウトに自分なりの指標を持っておかないと、自由度の高いパワポではスライド全体の統一感が損なわれてしまいます。
特にタイトル領域とフッター領域をちゃんと確保しないと、スライドをめくるたびにバラバラなイメージを与えてしまうのでご注意を!
代表してP11を見ていきましょう。
こちらがもともとのスライドです。
営業利益の推移と、今期の増加率がとてもわかりやすいグラフになっていますね。
しかし、スライドのレイアウトの視点で見てみるとたくさん修正点が見つかります。
僕ならこうします。
むむむ・・・何が変わったんだ・・・?と思いますかね。
修正した点について説明します。
まずスライドの上下には、タイトルとフッターのスペースを確保しましょう。
SoftBankさんのスライドフォーマットは、左上にタイトル、右下にページ数が記載してあります。これらヘッダーとフッターの位置には、他の情報を載せないほうがスッキリします。
そして次に、49%増加したよ!という一番伝えたいことは真ん中に持っていって、さらにフォントにメリハリをつけています。
ついでに右上にはSoftBankのロゴを配置。これはあえてつけてなかったのかな?
そうして完成したスライドがこちらでした。
いかがでしょう?
右上に配置されて、なんとなくフワフワしていた増加分49%という文字が、真ん中下に居場所を見つけてほっとした感が出ていますね。
そして、グラフはタイトルに食い込むほど上に伸ばさなくても、十分増加していることが伝わるな、ということがわかります。
うん。いい感じ。
そして、この他にもレイアウトが気になるスライドがちらほらと、、、
これとかも、、、
いかがでしょうか?みなさんならどのように修正するか、考えて見てください^^
そしてレイアウトに続いて、「色使い」と「スライドテンプレート」について斬っていきましょう。
次に色使いについてです。
さっそくですが、こちらP20をご覧ください。
素朴な疑問なんですが、P16からのSoftBank KKのパートは、なぜ緑がベースになっているんでしょうか。
おかげでLINEの緑色と完全にかぶってしまい、「順調に増加」しているのがSoftBank KKなのか、はたまたLINE MOBILEなのかが判断ができなくなってしまっています。
では何色が適しているのでしょうか。
LINE MOBILEの緑色の反対色は黄色ですが、フォントの色としたとき黄色は視認性が落ちるデメリットがあります。
このスライド単体で見てみると、全体を表現するのは赤の反対色の青色が一番いいと思います。
しかししかし、ここまでのスライドでは青を基調にSoftBank全社の業績を説明してきています。
先ほどレイアウトを斬ったこのスライドですね。
したがって、それまでの全社の話題との違いを印象づけるためにも、ここではあえて「黒」で表現することを提案します。
それがこちらです。
いかがでしょうか?
SoftBankが「グレー」。Y!mobileが「赤」。LINE MOBILEが「緑」。
これらとは違った「黒」で全体を表現することで、それぞれの事業単体と区別することができています。
もちろん1つ目のパートで修正したレイアウトにも気をつけています。
余談ですが・・・
あとから出てくるsprintが「オレンジ」、YAHOO!JAPANが「赤」、armが「水色」、weworkが「黒」、OYOが「トマト色」、AUTO1.comが「濃い青」、COMPASSが「黒」、policybazaarが「淡い青」、lightが「黒」などなどなど・・・
もぅSoftBankは本当にいろんな事業をやっているんだなぁー!と感服いたします。
それぞれの事業にコーポレートカラーがあって印象を残したいので、なるべく被らないようにしたいところですが、こんなに多いとかぶってもしゃーなしですね。
しかし!同じスライドでかぶることだけは避けましょう!
最後はスライドのテンプレートについて斬っていきます。
まず率直な個人的意見ですが、このテンプレートはあまりイケてない。なかなか使いにくいです。
なぜならタイトルの文字数によってスライドのデザイン自体が大きく変わってしまうからです。
例:P45
例:P14
ページをめくるたびにこのタイトル枠が伸び縮みするので、どうしてもバラバラな印象を受けてしまいます。
補足ですが、1つめのレイアウトのばらつきも実はここから生じています。
短いタイトルの時は余白が大きくなるので、ついここまでグラフを伸ばしてしまう。
例:P13
こんなリスクもあるので、テンプレートはなるべくタイトルの文字数や、中身の情報に左右されないデザインを選ぶことをオススメします。
最後にテンプレートの統一についてです。
各事業別にスライドを作ってこれを繋ぐのは、決算資料ではありがちなこと。
この時、かなりの確率でテンプレートの不整合という事態におちいります。
例:P48
おそらくこれがSoftBankさんの、標準のスライドテンプレートですね。
例:P26
そしてこのテンプレート。とても見やすくてイケてますが、それまでのデザインとあまりにかけ離れていて、いきなり出てくるとびっくりしてしまいます。
例:P33
こちらもタイトル+箇条書きという内容ですが、上記2タイプとも違うテンプレートでデザインされていて、なんだか統一感がありません。
個人的にはP26のデザインがとてもイケているので、これに全て統一して欲しいなと思います。ベースのカラーは事業ごとの色にするか、あえてグレーで統一して事業ロゴを目立たせるか。いかようにも料理できそうでワクワクしますね。
孫さんの決算説明動画。フルで見ました。素直にすごい魅力的な事業だなと。応援したいなと心から思いました。
ちょっとだけ「凡人にはわからないでしょうが」的なスタンスが株主の反感をかわないのか心配でしたが笑
孫さんのカリスマ性の高さが逆に経営上のリスクになっているという決算資料も納得です。後継者はあの強力なリーダーシップの下で育ち得るのかははなはだ疑問。
ファンドの立ち上げが、ここに現れないないかたちでいかに利益拡大に貢献しているか。
armの買収がいかに英断だったのか。僕自身調べてみましたが半導体のコアの源流を牛耳っているすごい会社でした。
AIがこれから我々に及ぼすインパクトがいったいどれだけのものか。
そんなことをこの動画のおかげで感じることができました。
携帯は受付担当の対応があまりに悪くて、docomoからソフトバンク経由で、今は格安スマホにしたけど。日本人として、これから是非応援していきたい企業です!
ではでは今日はこの辺で!次回も乞うご期待!