今日はぱっと見すっごい重い話っぽいですが、実はとても身近で大切な話です。
そもそも「幸せ」って一体なにか考えてみるセッションやってみた
こんにちは。
よっぽど普段から自分の人生観や哲学的な思考が好きな方でない限り、そんな機会なんてありませんよね。
私は先日「幸せ」について本気で議論する機会がありました。
これがとてもおもろくて深くて。
セッションが終わって1人で思考を整理することで、今日からすぐに使える大切なマインドセットにまでたどり着くことができました。
これは1人で抱えててはもったいないのでここで皆さんにシェアします。
これを読みながらあなたも「幸せ」について本気出して考えてみましょう。
人はみんな「幸せ」になりたいが前提
まずは議論の土台。スタートラインを合わせるところから始めましょ。
このセッションでは人は誰しも「幸せ」になりたいを大前提に置きます。
ここがずれてるとそもそも議論がかみ合わないので。最初に確認しておきます。
誰もが幸せになりたい。
でもその「幸せ」って何なんだろう?
そのために「幸せ」について本気で考えてみましょう。
マズロー5大欲求が満たされれば幸せ?
真ん中は社会的欲求です セッションではまず、「マズローのピラミッドの中でいう承認欲求と自己実現欲求=高次の欲求を満たすことが、我々の本質的な幸せ追求につながるのでは?」という意見が出ました。
個人がもっと自由に高次欲求を満たすために行動できれば、もっとよりよい世界になるはず、というロジックです。
自由欲求と承認欲求が両立できたら幸せ?
欲求をふたつに分けて考えてみます。
ひとつめが自由欲求 つまり自分のやりたいようにしたい!という願望。
ふたつめが承認欲求 つまり他人に認められたい!いいね!されたいという願望です。
自分の自由を突き詰めていく(自由欲求を満たす)と
他者の求めるものとは違ってくる(承認欲求が満たされない)
だから、この二つのバランスが大切なのでは?という考え方です。
自由すぎると他人を裏切るケースも増えるよなー。でも両立することもできそうですよね。
僕はこれがやりたいんだ!の「やりたいこと」で、他人を助けたり喜ばせたりできる=他人に認められることができる。自由欲求を自分でコントロールし、他人にも承認される形にできれば最強!
そもそも「幸せ」の定義って一つなの?
これはとても大切な視点です。ここはかなり盛り上がったところなので、いくつかのセクションに分けて説明します。
「これから3年自由にしていいよ」って言われた時、あなたならどうする?
あなたはある日突然「3年間自由にしていいよ!お金も困らないだけあげるから」って言われた時、どうしますか?
この問いに対して意見は2つに割れました。
一つ目は世界1周とかゆっくり海外旅行に行くとかのこれまで日常から離れるパターン。
そしてもう一つは4年目のギャップやリスクに備えるこれまで通りの堅実パターン。これまでとほぼ変わらず今までの仕事を続けながら、少しゆとりのある働き方を志向するということでした。
人は一定の制約の中でしか自由を謳歌できず、完全な自由になったときは逆に何をしたらいいかわからず不安や焦りを感じてしまうもの。
それであれば、たとえ制約があっても設定された目標値に向かって頑張っている方が充実しているし「幸せ」なんだと言えます。
幸せの定義は人によって変わる説
よく自分の今の仕事をWILL、CAN、MUSTそれぞれで点数化してみるって言いますよね。みんなもなるべく自分のやりたいWILLを高めていこー!ってあれです。
でも、自分のスキなことWILLができていないから「幸せ」じゃないか、というとそうでもない。
そもそも自分ができることCANを発揮することで「幸せ」を感じることもあるし、
与えられたこと、期待値MUSTをこなすことで他人に必要とされることに「幸せ」を感じる人もいるでしょう。
人によって自分がWILLを叶えている時に最も「幸せ」を感じる人もいれば、Mustに自分の「幸せ」を見出す人もいる。
な〜んにもおかしくない!
やっぱり人それぞれですよね。
人生のフェーズによって変わる説
学生時代の「幸せ」と家庭を持ってからの「幸せ」って全然違いますよね?
それと同じ。例えば子供が保育園のときの「幸せ」と中学生になるときの「幸せ」も変わってくるんだろうな。
そう考えると、たとえ完璧な「幸せ」を定義できたとしても、いつかは過去の自分にとっての「幸せ」でしかなくなってしまう。
向かうべき方向性としては意味のない過去のものになっていることも十分考えられます。
目標設定によって変わる説
先ほどのマズローの5大欲求の時に少し触れましたが、人が「幸せ」を感じる瞬間は高次だからとか低次だからとかのレベル感の話だけでなく、自分にとって今までよりも少しでもよくなった時に感じるものですよね。
だからこの目標をどこに設定するかで全然変わってきます。
前回のテストが50点だった人にとっての60点はとても「幸せ」を感じますが、前回90点だった人にとっては「幸せ」とは言えないでしょう。
たどり着いた1つの結論
ここまでで一つの結論にたどり着きました。
個人個人が都度自分の「幸せ」を言語化することが大切だ!
ここでいう言語化とは定義を明確にすること、という意味です。
つまり、「幸せ」の定義は人によって、タイミングによって、目標設定によって変わってしまう。
だからこそ自分だけの「幸せ」を人生の節目の都度見直して設定してやることが重要で、
それこそが自分のたくさんの「幸せ」に近づく近道だということです。
私は過去に別のワークショップで自分のセルフビジョンを文字にしてみる、という2日間のワークショップを受けたことがあります。
この時は、たくさんの価値観の単語のなかから自分に響くものを選んでつなげる、という手法をとったんですが、これが完成した時になんかストンと自分についての理解が深まりました。
これ、やっぱとても大切。
だからこそあなたに聞きたい。
幸せに近づくために今日からできること
じゃあ今日からなにしたらいいのか?
「幸せ」を伝染させること
「幸せ」って伝染する説がメンバーの一人から飛び出したんですが、確かになーと深く共感。
愚痴ばっかり言う人の周りには愚痴を一緒に言いあえる仲間が集まります。
ネガティブな人の周りにはネガティブな人が。
だから「幸せ」そうな人の周りには「幸せ」な人が集まるんだろうな。
「幸せ」オーラを周りの人にもおすそ分けできる人が、結果周りの人から「幸せ」をもらえるんだろうな。
うんうん。そうだ。
「幸せ」を味わって、それを自分から表現することで「幸せ」のいい循環が回っていく説。これは有力ですね。
自分の「幸せ」を自分で作る
これもなるほどな、と。
家事や掃除。保育園の送り迎えでも、そこに自分なりの「幸せ」ポイントをいかに見つけてそれを味わうかがめっちゃ大切。
これで自由欲求と承認欲求を両立させることができます。
自分の自由欲求を自分で設定することで、自分の「幸せ」をデザインする。
これができたら最強ですよね。でも自分の気の持ちようでデザインすることってできると思います。
これからを生きる僕らに大切なマインドセット
ここまで考えてきて気がついたことがあります。
僕ら世代は親世代とは明らかに違う世界を生きています。親世代の「幸せ」であった専業サラリーマンと専業主婦の家庭とは違う、僕らなりの「幸せ」を見つけなくてはなりません。
過去や他人、高すぎる目標に惑わされることなく、自分なりの今の等身大の「幸せ」をデザインする。めっちゃ難しいけどめっちゃ大事。
そして僕ら世代は先輩世代とも違う世界を生きています。当たり前のように転勤して当たり前のように単身赴任するしかなかった時代ではありません。
僕らの人生にはもっとたくさんの選択肢があって、慣習や周りの雰囲気、同調圧力に負けることなく、自分、そして家族にあった「幸せ」な人生をデザインする。
これはこれからの時代を生きる上でのとても大切なマインドセットになるんじゃないかな、と思います。
おわりに
いかがでしたか?
皆さんも自分の幸せについて都度言葉にしてみる、幸せを表現することを意識しながら自分だけの「幸せ」を味わっていってほしいと思います。
ではでは、次回も乞うご期待!