こんばんはー!みなさんいかがお過ごしでしょうか?パパリーマンです。
私はタイトルの通り結婚式の余興をやりまくってます。
今も友達の結婚式の帰りなんですが、帰りのバスで数えてみると今までなんと29回の結婚式に参加し、多分そのうち23回もの余興をやってきました。
結婚式で余興を頼まれた時
ではみなさんご一緒に、余興芸人リンダマンに余興の作り方を教えていもらいましょう。
余興の種類は3つだけ
さっそくひとつひとつ紹介していきましょう。
動画を作り込む
パターン例
・過去の写真をスライドショーにして思い出の曲をバックで流す
・当日参加できなかった友達や先生、職場の人などのコメントを動画でつけたり、みんなで歌を歌ったり
・思い出の場所でプロモ風に撮影する
メリット
当日までに完全に出来上がっているので、当日はなんの気兼ねもいりません。楽しく飲んで食ってと式を満喫できます。
デメリット
動画の上映だけだと全員がしっかりモニター画面に集中します。このためある程度のクオリティーが必須になりますが、その準備がとにかく大変。
いろんな人にお願いして〜期日を切って〜集まった素材を加工して~となるととても時間と労力がかかります。
当日のライブ感で勝負する
パターン例
・カラオケセットが使える会場でそのまま歌う
・簡単な動画(踊れる曲+写真のスライドショー)を作ってそれに合わせて踊る
・漫才する
・BGMもなしでエッサッサと叫びながら踊る
・弾き語り・バンド演奏
メリット
準備が楽なこと。そもそも歌える、踊れる人にとっては当日その姿を見せることで済むので特に事前準備が不要です。漫才の掛け合いなど準備が重要なものもありますが。
あとは余興が終わった後に盛大乾杯できることもメリットです。動画だけだと誰が作ったかはあまりわかりませんが、ステージに立った人は目立つし、そのぶん終わったあとのみんなからのねぎらい感と開放感はたまりません。
デメリット
当日出番まで酔っぱらえません。せっかく準備してきたし、緊張もあるし、余興の出番まで落ち着きません。
自分達の身体で演じるため、当日の体調で出来栄えが変わってくることも多いです。
ライブ感と渾身動画の両方で勝負
3つめは❶も❷も地でやりきるパターン。
パターン例
・当日ドラマのワンシーンを再現し、回想シーン等で関係の深い人からのメッセージ動画や企画動画を流す
・寸劇に曲も絡めてミュージカル風にまとめる
メリット
頑張れば頑張るほどクオリティは高くなってその分感動も大きくなるでしょう。
時間と頭とメンバーを使って全力で余興を作り上げると、終わった後はあたかも文化祭の夜のような一体感を味わうことができます。この達成感は普段の生活ではなかなか得られないものです。
デメリット
事前の準備も当日も、本当に大変です。
寸劇をするために何人かで演じる場合は、さながら監督のようにメンバーをまとめ、全体の進捗管理が必要です。
プロジェクトをまわす練習にもなると割り切って、ぜひやり切ってほしいですね。
さてさて。
私はもっぱらパターン❷の余興が多いので❷によったアドバイスにはなりますが、余興をする際に気をつけることやワンランク高い余興をで成功させるコツについて紹介します。
余興の3要素 脚本、音楽、映像
脚本
脚本がないと余興は始まりません。
何人かでやるときは特に早い段階で文字にしてメンバーに共有しましょう。作業を手分けするためにも、早めに構成を決めてしまうことが大切。
一人でやる時は自分の頭の中で当日のシミュレーションをしながら組み立てていけばいいですが、どんなキャラ設定でどんな進め方で構成するのかによって作る動画とか着る衣装も変わってくるので早めに固めるに越したことはありません。
音楽
1番いいのは自分で作っちゃうことですね。と言っても簡単になかなか難しいのでCD等からもってくることがほとんどだと思います。
自作でない音源を使う場合には特許に注意が必要です。必ず事前に会場に確認しましょう。使う長さによって使用料が必要です。
費用は使う楽曲と長さによって変わってくるので、どの曲をどのくらい使うか決まった段階でプランナーに相談しておいた方がいいでしょう。
映像
私は動画作成はいつもMacのiMovieを使っています。無料でここまでできれば十分。Windowsならムービーメーカーでしょうか。
写真を方々からかき集めて後ろに思い出の曲を流すだけでなかなかそれなりのものができるので是非チャレンジしてみましょう。
そして映像をつかう場合はほぼ100%DVDで事前に郵送を求められます。
このDVDに焼くという作業が意外と手間を取られるのでスケジュールには余裕を持っておきましょう。
ちなみに私は家のパソコンでは3日間やってもできず、5000円の某有料ソフトを購入したのに焼けず、ネットカフェで2時間粘った挙句に、Windows環境でなんとか成功しました。
余興は練習すればいいってもんじゃない
新郎新婦にどんな余興がいいか聞く
まずは頼んでくれた相手にどんなものを期待しているかふわっと聞いてみよう。
時間や内容だけでなく当日の時間や呼ぶ人の年齢層、会社の人や親戚の人の割合などなど。
もちろん新郎新婦に対しての余興ですが、当日の参列者の構成によって応援してもらえるネタと滑ってしまうネタもあります。
当日の会場の雰囲気も頭に浮かべながら構成を考えましょう。
事前にプランナーとすり合わせ
最初に依頼を受けてからは新郎新婦とはやり取りはありません。代わりにプランナーさんから事前に連絡が入ります。
余興でどんなことをするのか。必要な機材、スペース、その他準備、そしてどのくらいの時間がかかるかの確認のためです。
だいたい余興を頼まれて2~3週間後には連絡が入るので、それまでには内容がある程度固まっているとベター。
もちろん決まってなくてもいいけど、形になっていく中で定期的に進捗をプランナーさんとやり取りしておきましょう。
当日のリハーサル
特に映像と動きがある余興ではこれ欠かせません。
ステージの場所、広さだけでなく会場全体の広さ、座席の配置、そして入場から退場までの動線も必ず確認しておきましょう。
当日は早めに部屋に入れてくれてリハーサルさせてくれるところが多いです。
何人かでやる余興では思っていたよりもスペースがなくて配置替えが必要だったりします。実際にその場でやってみて本番の動きを最終確認しましょう。
でも注意して欲しいのが、会場によってはリハーサルさせてくれないことがあります。当日会場入りしたらすぐにプランナーを探して簡単に流れの確認をしましょう。万が一こちらの余興内容に認識の違いがあってもこの時にすり合わせできます。
私は歌って踊るために作ったDVDを送ったのに、DVDを流すだけの余興だと思われていたことがあります。どんなことをやるつもりなのか出来る限り具体的に、そして事前に細かくすり合わせしておくことが大切です。
余興中これだけは気をつけて!
主役と御両家への挨拶を入れる
余興では必ずどこかで「おめでとうございます」のセリフを入れましょう。当たり前のように感じるかもしれませんが、意外とはまりがちな落とし穴です。
ありがちなのが自分の友達だけにしかフォーカスしていない余興。内輪ネタもいいんですが、やはり会場みんなを意識した構成の方が当日は盛り上がります。
よっぽど役作りした寸劇でない限り、出てきて最初に言うのが無難。お祝いの気持ちをきちんと持って言葉して、その上で思いっきり余興をかましましょう。
「ありがとうー!」じゃなくて「おめでとうー!」
今日の日の主役は言うまでもなく新郎新婦とそのご両親。あくまで自分達はその盛り上げ役であることを意識して臨みましょう。すると自然とみんなが応援してくれます。
一生懸命練習してきたことはわかるけど、なんか一方的な発表会になって、気分がよくなって「ありがとうございますーーーー!!!!」って言っちゃうとみんな「え?」ってなります。趣旨が変わってきますよね。お気をつけください。
ちなみにこれ自分に向けて言ってます笑
笑顔で堂々と話すためには?
余興みたいに大勢のよく知らない人の前で話す機会ってなかなかありません。だから緊張しぃほど気をつけたいのが、声の大きさ。せっかくのお祝いモードも声が小さいとシュンってなります。
そのためにはつきなみですが練習あるのみ。めんどくさがらずに、なんども予行練習を重ねましょう。直前の1週間は常に頭の中で余興のシミュレーションをまわしておくこと。
イメトレが完璧にできていれば物怖じすることなくしっかり笑顔で大きな声で話すことができます。
覚えておきたい盛り上がる余興Tips
参列者の一体感を出すために
参列者を参加させる余白を作っておきましょう。自分で手拍子をして会場の手拍子を誘う、疑問形で投げかけてコールアンドレスポンス、コーラスの目立つ曲を選ぶ、などです。
盛り上がる自身がない時の必勝法
ウケるかどうか自信がないセリフの後には、無理やり「はい拍手~‼︎」と言ってみる。するとみんな拍手してくれるのでノリで乗り切れます。ここまで練習してきたあなたなら、みんな意外なほど協力的になってくれますよ。
会場を飽きさせないためのコツ
曲をそのまま使って1番と2番で同じ振り付けをやっちゃうのはNG。ダレてしまいます。
対策としては曲を短く編集して繰り返しを極力なくすか、2回目はマイクをもって話はじめるとか、一人で歌ってるのであればマイクをもって歩き出すとか、小さなことでもいいので変化をつける工夫をしましょう。
テンポと変化を意識して会場を飽きさせない構成を意識しましょう。
当日の会場の雰囲気 出来事を反映
これハマれば1番盛り上がります。
相手側が保険会社の参列者が多かったら途中で怪我したふりして会社名を出してみたり、乾杯の挨拶の面白いフレーズをそのまま転用してみたり。
あとは新婦側とまさかの余興ネタがかぶっちゃった時に機転の効いた一言をいれてみる。直前の催しがめちゃめちゃ盛り上がってたらプランナーさんに順番の不満を言う。などなどあくまで爽やかに笑顔でですが。
先日は徳島での結婚式だったんですが、直前が大迫力の阿波おどりでした。あまりにすごかったので「この後に、僕ですか???」と一言追加したんですが、これが一番ウケました。
余興で陥りやすい落とし穴
やっぱり1人では心細いしみんな一緒にやってーとなりがち。
しかし回数重ねてきた余興芸人リンダマンからの最後のアドバイスは、意外と1人の方がいいってこと。
メンバーが多いとまとめるのが難しくなります。
ダンスとか特に個人個人で練習量も違ってくるし、そもそも動けるかどうかもあるしバラバラになりやすい。
元ダンス部メンバーでキレッキレにキメるとなからいいけど、人数が3人以上になると経験上全然踊れてない人が気になってきます。
見てる人は結局上手い人のことをずっと見るんでそんな気にしなくていいんだけど、やってる方としてはなんかモヤモヤすることも多いでしょう。
練習してーって言うのも面倒なら、いっそ一人でやっちゃうのがオススメ。
「えっあの人一人でなにすんの?大丈夫?」って感じで聴いてる人が支えてくれるようになります。まずそのメンタルを賞賛されることうけあいです。
おわりに
僕はもはや余興をやらない結婚式の方が違和感があります。やりたい人がやるのが一番。というわけで余興代行承ります(ウソ)
やりたい人がやるのが一番。というわけで余興代行承ります(ウソ)
ではでは今日はこの辺で。
次回を乞うご期待!