プラスチック禁止!きっかけは象の悲劇
スリランカでは、2023年6月にプラスチック製品の使用が法律で禁止されました。
なんときっかけは「象がプラスチックゴミを食べて20頭も死んでしまったから」なんです。
これをきっかけに2021年から議論されスリランカではプラスチック製品の使用を禁止する法律ができました。
それからというもの、ガラス瓶や生分解性プラスチックの袋、布製品がどんどん普及して、街でプラスチックゴミをほとんど見かけないほどに!
いつも仕事で環境保護が大事と言っていながら、ここまでプラ廃止が進んでいる世界にいざ直面するとかなりの衝撃を受けました。
そのアプローチと驚きの実行力
プラゴミの動物への影響対策、、、でそうきたか!!!
私の感覚だと、
「象がプラゴミを食べないようにゴミ処理場を遠くに移す」
とか、
「処理場の区画を整備して象が入れないようにする」
とかがこの事件の対策として真っ先に思いうかびます。
この発想にびっくり。
正直そこまでやるか?って感覚ですが、だからこそその覚悟に心動かされるものがありました。
人間の生活をかえりみず徹底する実行力
同時に思いをめぐらせたのは自分とスリランカの人たちの価値観のちがい。日本人の感覚だと、一度便利になった生活を不便に戻すのってめちゃくちゃハードルが高い。
でも、スリランカの人たちは「大事な象が死ぬくらいなら、自分たちがちょっと不便になるくらいどうってことない」と考えたわけです。
すげー発想。素晴らしい。
こうして法律も通り、みんなで「象を守るぞ!」って一致団結したその姿勢に、めちゃくちゃリスペクトを感じました。
徹底ぶりがやばいのなんの
実際にスリランカを訪れてみて、その徹底ぶりには驚くばかり。飲み水はガラス瓶で売られてるし、スーパーでは生分解性プラスチックか布製の袋が使われてます。
ホテルのアメニティもすごくて、歯ブラシやくしは布袋入り、シャンプーやコンディショナーはなんとガラス瓶!
ゴミ箱もビニール袋を使うタイプじゃなくて、直接ゴミを入れるスタイル。
ここまでくると「もうこれは狂気のレベルじゃない?」って思っちゃうけど、その徹底ぶりがまたカッコイイ。
まとめ
これまでのイメージでは環境対策って「大事ですよね。考えていかないとダメですよねー」って感じでなんとなく机上の空論だと決めつけている節がありました。
しかしスリランカに行ってみて、その考えは一変。環境対策が日常生活のいたるところまで落とし込まれています。
象のために自分たちの生活を変える、その決断と実行力にリスペクトを感じずにいられません。
日本でもこういう覚悟を持って環境問題に向き合っていけたらと、かなり考えさせられる旅になりました。
皆さんも機会があれば、ぜひスリランカに足を運んでみてください。
価値観ブレイク間違いなしです。
ではでは、今日はこの辺で。
次回もこうご期待!